STRANGE ROVERホーム
メーム中毒

エジプト産の双截龍

Gaelco 『BIG KARNAK』
BIG KARNAK 1991 Gaelco


エジプトには「王家の谷」と呼ばれる、古代の王たちの墓があり、
そこへみだりに侵入し安らかな眠りを妨げる者を呪うといわれている。
事実、ピラミッドへと踏み入った盗賊や学者たちの多くが奇怪な死を遂げていると言う…
ちなみに上記の文章は本稿とはあまり関係がないので注意されたい。

どうも不可解ぽいゲームづくりの雄、Gaelco社(←まずこのメーカー名がヘン。)が1991年に送り出したのが
このBIG KARNAKです。古代エジプトを舞台に、エジプト人が主人公、というゲームは世界でも希有ではないでしょうか。鳥人間に彼女をさらわれたファラオもどきが、


剣やパンチ、魔法の杖を駆使して、奇妙なグロさ(見ててゲンナリする)の怪物
ス…スカラベ…?

地面から生えて緑の液を吐く土気色の顔面

たこたこまん

んでまぁ火薬樽を投げてくる敵がいるんだけど 火薬が「TNT」なのはどうかと思うよオレは。

どもをやっつけます。
その、日本製では生まれえない奇妙な雰囲気だけでも価値あるゲームなのですが、本当に畏怖すべきはそこではないのです。
いやまぁぶった斬られて手前に飛んでくるコブラの首とか


肉感的すぎる女キャラ、も怖いんだけど。


一部のSE(効果音)がダブルドラゴン(1987 テクノスジャパン)のものを使ってるんですこのゲーム。
イヤ似てるとかじゃなくて。「同じような音を作った」んじゃなくて。ダブルドラゴンの、SEを、使って、るん、で、す。
武器を振った時の「ヒュンッ」
攻撃ヒットしたときの「ドガッ」
敵死ぬときの「グエ」
ヒジ打ちの「フン」
ナイフ弾いたときの「カキン」
駄菓子屋ゲーセンで過ごした少年の日々。あのダブルドラゴンのSEを。聞き間違うハズもありません。
まさかこの響きを…エジプトで聞くことになるとは…なんやこのゲーム…

***
変なトコ、意外な凝りかたとかしてて実はちょっと遊べるゲームよ。
でもSEはダブドラ…なんやこのゲーム…
ダブドラ好きは死ぬまでに是非いちどやるように。



Gaelco社はほかにも、
ビッグマグナム黒岩先生みたいのが、オモチャ世界を舞台に銃を乱射して大活躍する
「BIOMECHANICAL TOY」(1995)


鳥山明が寝ぼけてデザインしたような主人公が
ワニ型宇宙人を撃墜しまくるアクションガンシューティング
「ALLIGATOR HUNT」(1994)

等、「まともなゲームにはもう飽きた」という諸兄をも満足させるラインナップをスペインからお届けしています。お届けしているようです。

→→次のページ→→
ギャップ・システム
戻る