さきの戦役から2年、
あらゆる任務環境に対応できる汎用的な兵器ということで
急ピッチで開発が進められた我らが装甲機兵だが、
諸君も知ってのとおりロールアウトして間もない
試験運用も同然の状態にある。
こんな事態でなければ
テストや演習にあと三ヶ月は欲しいところなのだが…
君達の実力はそのハンデを補って余りあるものと信じている。
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これを見てほしい。「CYRシステム」と名付けた。
情報部のSEに徹夜で作らせた。
装甲機兵はパーツの換装によって無限の環境、状況に対応できる…というのがうたい文句だが
それさえも言わばまだ未知数だ。
作戦開始まであまり時間は無いが、組みあがる機体のシミュレーションを少しでも済ませてから、
どうか任務に臨んでほしい。
健闘を祈る。
そして生きて還るように。