■07.Mt.Kx
「梅」が来るかと思ったらこちらでした。
終わると
「次はこちら、武川さんの曲です」と、
第二部では、慶一さんがコンポーザーを紹介しながら1曲づつ進みます。
■08.弱気な不良 Part-2
武川作品では「牧歌的なやつ」よりも
こういう「雨風、錆、オッサン、徘徊、なやつ」のほうが好きだ。
「俺はヤサグレてやるんだ!」と悪ぶってるような、
…て、まぁつまりそれこそが「弱気な不良」、ってことか!
「武川ブース」は机(?)のうえに多様な楽器がワンサカ盛っており
まるで演芸場の手品師である。
確かに手品と言えばそれは「一連の音をムーンライダーズらしくする手品」であろう。
親子丼で言えば三つ葉、ティラミスで言えばココアパウダー。
あと顔がでかい。それが武川雅寛という男なのか。
■09.オカシな救済
新譜の博文さんは2曲とも比較的さわやかだった…と思っている。
ほんとはもっとこう「俺はなんてダメなんだ」という偽悪者的な世界観が好きなのだけど
「おふのようなひとになってみたい」
というくだりは天才だと思います。宮沢賢治を越えたか。
■10.ハロー マーニャ小母さん~Hello Madam Manya~
新譜においては「コミックソング」担当の曲と思っていたのですが(※1)
実はこの第二部ではいちばん盛り上がるライブ向けの曲…と感じた。
何故か。
まあそれは単に俺が博文・岡田好きだからであろう。
別に要は「キャッチーでメリハリがあるよ」というだけかもしれません。
岡田さんは舞台中央奥に居て、
一人だけコンソール室みたいになっていて、なんだか司令室のようだ。
見た目もハカセみたいだしな。
■11.ラスト・ファンファーレ~The Last Fanfare~
最後とかにやるかな、という曲がここで出ました。
パパーー、というラッパのファンファーレ、
打ち込みや外注でなく生音で鳴らせるのがこのバンドの凄いところだろう。
会場に拡がる、愛の園。
■12.Masque-Rider
白井はトンピクレントンピクレンゆってるだけじゃ無いですよ…
それを楽曲で証明してみせるのが白井良明という男であり、
「白井がニガテなファン」さえ屈服させてしまう、紛れもない核メンバーである所以であろう。
間奏・アウトロの演奏、が好きですが
会場では興奮していてよく覚えていないので勿体ない。
※1
マーニャおばさん、とは実は誰のことか…という衝撃の事実は公式サイトの慶一さんインタヴューで知ることができる。
うかれてコミックソング呼ばわりしていると赤っ恥をかくヨ!